St. Louis Roll セントルイス・ロール

St. Louis Roll セントルイス・ロール

普通の高校生だった筆者がややアメリカナイズされた米国での大学生活の思い出と、現在。これまでとこれから。

憧れだった帽子とガウンを身につけた日

2018年も残すところ、あと数日ですね。
年の瀬になるといつも"1年が経つのはなんて早いんだろう、"と感じるのですが、個人的に今年は例年よりその感覚は薄いです。やはり大学最後の1年間だったからでしょうか?色々な出来事があった濃い1年だったので、振り返ってみると遠い昔に思えるアレやコレも今年に起きたなんて…といった気分です。わたしが初めてピアスを開けたのと髪の毛を染めたのは、2017年のちょうどこの頃でした😶笑

 

まだまだ今年の振り返りをしたいところですが、アメリカの大学の卒業式についてご紹介するのが今日のメインです。各州や大学によって違いがあるかと思いますが、わたしが通っていた大学ではどうだったのかをお話しますね😊

 

卒業式は5月と12月の年に2回あるものの、5月に卒業する方が一般的なので5月と12月では学生の数が大きく異なります。わたしの大学の場合、学部卒業生のための式が5月は午前と午後の2回に分けて行われます。最も人数が多いビジネス系の専攻の学生達、そしてそれ以外の専攻(社会学や人類学、芸術系など)の学生達、と専攻によるグループ分けです。一方12月の場合はというと人数がそれほど多くないため、全ての専攻の学生が同じ式に出席します。
系列の大学院もあり、大学院の卒業生のための式は5月だと学部生の式の前日に開かれます。12月の式は卒業生の数によって異なるらしいのですが、今年は学部の卒業生と同じでした。

 

式典の流れは日本の中学校や高校の卒業式のそれとさほど変わりません。はじめに学長の挨拶があって、国家斉唱、各学部の教授からのお言葉のあとにその学部の卒業生が壇上で証書(が入るケース)を受け取り、終わりに校歌と結びの言葉…というのが大まかな流れになります。

壇上で一人ひとり名前を呼ばれて学長から証書を受け取るのですが、その際に受賞した称号があればそれらが名前のあとに続けて紹介されます。称号には複数種類があり、在学期間を通しての成績、一定以上のボランティア活動時間(service hours honors )、オナーズプログラム(university honors)への参加などによって与えられます。

オナーズプログラムは、日本語では優等学位プログラムと呼ばれたりします。決められたカリキュラムに加えてその講義に対してプラスαのパフォーマンスを何らかの形で示す必要があり、例えばそれはレポートだったり、授業ではカバーしない範囲の関連トピックの試験を受けたり、教授によってまちまちです。大学によっても異なるかと思いますが、わたしの通っていた大学では一定数の講義をオナーズプログラムとして受講すること&GPAを基準値以上でキープすることが必須条件でした。

成績による称号はラテンオナーズと呼ばれ、GPA値によって3種類あります。

入学以来の平均GPAが3.70から3.85の間でcum laude3.86から3.93だとmagna cum laude、そして3.94以上がsumma cum laudeです。このGPAの詳細な区分に関して、ご紹介したのはわたしの通っていた大学のものなので各大学によって異なると思いますが、日本語では最優等や首席と訳されることもある最も上の称号がsumma cum laudeで以下magna cum laude、cum laudeと続くことは同じです。

わたしはオナーズプログラムに参加しており、またGPAが4.0だったため"フルネームの名前、summa cum laude, university honors!"と読み上げられました。この2つの称号を獲得して卒業することを目標にしていたので、それを聞きながらステージを歩いた時は誇らしかったです✨

 

実はこの称号、肩書きだけでなく目に見える形でも手に入るのです。コードと呼ばれる縄を編んだような見た目の首から下げる紐もまた、各自が獲得した称号の証として与えられます。

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黄色と白のコードがuniversity honors、薄紫の2本がsumma cum laudeのものです。また、わたしはビジネス系の専攻で成績がクラスの上位の学生向けのオナーズソサエティに所属していたのでその証として濃い紫と金のコードもつけています。
ちなみに日本の国旗を模したものは、帽子とガウンを注文したウェブサイトで24ドルほどで購入しました。こちらは誰でも購入すれば身につけられるもので、各国の旗の柄が用意されているので、つけている留学生が多かったです。

 

名前が呼ばれる順番ですが、学部ごとに苗字のアルファベット順になっています。ただでさえビジネス系の専攻は最後だというのに、わたしの苗字の頭文字はアルファベットの後半にあるため、式典のかなり終わりの方まで呼ばれません。列が入り組んでいたので整列時には気づかなかったのですが、入場して着席してみると後ろから2列目でした👀
ともあれ、無事に自分の番がやってくるとそこからはあっという間に式が終わってしまいました。ちなみにハイスクールミュージカルでは印象的な卒業生が帽子を空高く投げるシーン、少なくともわたしの大学では帽子を投げることはありませんでした。帽子についたタッセルも学部によって違いますしデコレーションを施す学生もいるので、投げた後に各々が自分のものを回収しようとすると混乱になるからでしょうか?🤔

帽子は投げなくとも、タッセルを動かす儀式はありました。卒業前は顔の右側に垂らしておくタッセルですが、式の途中で「あなた達は今、正式に学位を認められました。タッセルを左に動かしてください。」というような言葉をいただいた後に自らタッセルを左にずらすのです。些細なことですが、タッセルを動かしながらちょっぴり感動しました。

 

さて、タッセルとは帽子につける房のことで、先ほど述べた通り学部ごとに色が違います。わたしはビジネスなのでtaupe(トープ=灰色がかった茶色または濃い灰褐色)でした。このトープといった色がまた少し曲者で何とも形容しづらいのですが、わたしにはほとんどくすんだグレーピンクに見えました。実際、写真で見るとわたしの髪の色にやや似ている気がします。ちなみに語源はフランス後のモグラから来ているそうです。

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(こちらは卒業式の2週間弱前に撮った写真、トープ色のタッセルが顔の右側に垂れています。この時はアッシュブロンドに染めたばかりだったのですが、タッセルの色と髪の色が似ているように見えませんか?😶)

 

少し脱線すると、卒業式にあたって髪の毛をピンク色に染めました。ピンクが好きなのですが会社に勤めるようになったらそうもいかないだろうし、それなら人生においていつまたピンクに染められるだろうか?と思ったので決断しました。夏休みが終わって大学に戻る前にも一度ピンクに染めたのですが、その時はわりと早く色が抜けてしまったので再びピンクにできて嬉しかったです☺️💗
薬局で染料を買ってきて、前日の夜中(!)に母に染めてもらいました。夏休みにブリーチをしており、また染める2週間ほど前にも自分で前述のアッシュブロンドに染めていたのでかなりピンクが分かりやすく出たと思います。

ちなみに前回記事の写真からもお分かりの通り、式には袴を着て出席しました。「その衣装、素敵ね」と周囲の色んな人に言っていただけたので嬉しかったです😍 色の組み合わせといい、かなり目立っていたと思います。笑

 

本題に戻りますね☺️ともあれ、卒業式には日頃お世話になっていたホストファミリーのような存在の方々、友人や後輩、そして母が来てくれてとても幸せでした✨ちなみに先日の記事で載せた写真で抱きかかえているテディベア、あれは仲良くしていた後輩2人がくれたものなのですが、予想もしていなかったのでもらった時はとても驚きましたし嬉しかったです🐻💕卒業式で撮った写真はどれも満面の笑みを浮かべているものばかりで、思い返しても楽しかった気持ちになります。2時間程度でしたが、記憶に強く残る思い出になりました。

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卒業式後は大抵、卒業生たちは家族で食事に出かけるのでひとしきり写真撮影をしたのちにそれぞれディナーに向かいます。ですがわたしは退寮に伴う片付けとパッキング作業が未だに終わっていなかったので(!)、母と共にキャンパスに戻りました。

袴を脱いでしまう前に、写真をまたいくつか撮って

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数日前から続いていた膨大な荷物の仕分け作業へと戻ったわけです。
夜遅くなる前に作業を一時中断して、夕食をとりにキャンパスからほど近いピザ屋さんへ。

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帰ってからも作業をつづけ、結局全てが完了したのは翌日の午前11時ごろでした…(もちろん夜通しやっていたわけではなく、6時間ほどは寝ました😪) 荷物が多いことで有名(?)だったわたしですが、少なく見積もっても軽トラック1台分くらいの荷物を断捨離して、日本に持ち帰る荷物はスーツケース2つと段ボール1つで総重量65kg超でした…!
衣装持ちで溜め込みやすくてモノがとにかく多かったわたしが、どうやって3年分の荷物を60㎏まで減らしたか(それでも充分多いですが)についてもご紹介したいところですが、例のごとく記事が長くなってまいりましたので別の機会に。

 

最後に、卒業式前にPanera(またはSt. Louis Bread Co.)というお店で昼食をとった時の写真を。

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パネラはミズーリ州に本社があるカフェチェーンですが、袴姿でパネラに行くことはきっとこの先もう一生無いことでしょう…😂

 

 

本日も記事を読んでくださり、ありがとうございます☺️次の記事もまた読んでいただけるように、なるべく早い更新を心がけます。
それでは、また。皆さま、よいお年を🎍

 

 

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